気づき

「男脳」と「女脳」

投稿日:2017年10月2日 更新日:

※これは2014年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。もちろん今は当時とは異なる意見を持っていますが、当時の分析やコメントのやりとりが面白いので掲載します。

 

夫婦の形は色々あっていい、そう思う。うちら夫婦の形は、うちら夫婦が決めていい。

これまで夫婦喧嘩を何度も何度もしてきた。その度に「もう別れよう」「お金渡して出てってもらおう」そう思うけど、結局そうはしていない。夫婦喧嘩の発端は様々だけれども、夫婦喧嘩に至るパターンはいつも↓これ↓。

  1. 私が行動を起こして誰かが笑顔になる。
  2. 私がそれを嬉しそうに話す。
  3. 妻はそれが面白くない。だから否定する。
  4. 私は否定されるのが面白くない。だから反撃する。
  5. 妻はどこまでもどこまでも反論する。
  6. 私は激しく怒る。
  7. 妻は泣く。
  8. 1~3週間口をきかない。

私は理系なので4.で論理的に反論するが、5.で感情的に反論される。妻の出発点は「感情」だから、「論理」はどうしても受け入れてもらえない。私は相手が非を認めるまで、徹底的に追い詰める(鈴木家の悪い癖)。それに対して負けず嫌いの妻は感情でどこまでもどこまでも反論する。なので最終的に6.になる。

6.まで行くと、ちゃぶ台をひっくり返す勢いだし、厳しい言葉も使う。妻の記憶には、私が叩きつけた厳しい言葉、怒った顔、それしか残らず、「怒った私が悪い」という結論だけ残る。ここまで行くと、なぜそうなったのか、どうすれば回避できるのか、そういう論理的な思考はできなくなってしまう。だからそこから何かを学ぶことはなく、また同じことを何度も繰り返す事となる。

3.の根底には貧困がある。私の今の稼ぎは低い。それは認める。確かに同級生と比べたら稼いでいない方だが、さりとて生活に困るほどか?と言われると、そうでもない。

妻が幸せを感じにくい体質というのもある。それは17年一緒に暮らしてきてよく分かる。私が年収600万以上あった時ですら、夫婦喧嘩は毎回このパターンだったから。

そろそろこのパターンでの夫婦喧嘩には終止符を打ちたい。

妻をコントロールすることはできない。となると自分をコントロールするしかない。私にコントロール可能な部分はどこだろうか?

年収を上げるというのは一つの解決策ではあるが、年収600万でも同じパターンで夫婦喧嘩という実績があるから、その努力はするが選択肢からは外す。

1.で述べた、他人の笑顔のために自分が行動を起こす事、これをやめるという手はある。だがその選択肢はない。私は他人の笑顔のために生きている。

で、色々考えて「自分の幸せ、楽しい思いを妻とは共有しない」という結論に至った。番号で言えば2.をしないという事である。

「ねぇ、今日何があったの?」「誰と会ったの?どんな会話したの?」妻が私から1.2.を引き出そうとすることがあるが、3.で私を否定という流れで最終的には夫婦喧嘩になるのは分かり切っている。なので最初の段階で「何も面白いことはなかったな~」と当たり障りのない返事をしている。

夫婦の会話としては面白くない。妻も寂しさを感じているだろう。私もそれが正しいとは思っていない。だが夫婦喧嘩するよりはよっぽどいい。怒るというのは思いのほかエネルギーを使う。

男女というものは、一番合わない相手とくっついてしまうものである。出会ったときはお互い燃え上がってしまうから気づかないけれども。だが一番合わない相手とくっつくからこそ、学びも大きいと言える。

冒頭でも述べたが、夫婦の形は色々あっていい、そう思う。

 


 

これに対して様々な「コメント」が寄せられて、私はだいぶ認識を改める事となった。特に私の認識が大きく変わるきっかけとなったのが、冒頭で紹介した動画。これはロンドン在住の女友達が紹介してくれた動画である。

※彼女と二人で行った共同作業についてはこちらこちらをご覧ください。また彼女が来日した時の大爆笑エピソードについてはこちらをご覧下さい。

動画は日本語訳がなされていないため、英語に堪能な彼女が翻訳を送ってくれた。大変分かりやすい翻訳である。

  • 「男脳」は、独特で、小さな箱たちで構成されており、その箱たちは、あらゆるもので、例えば、車の箱、お金の箱、仕事の箱、妻/パートナー、子供、義理母などなど、そんな一つ一つテーマのついた箱たちを「男脳」は持っている。
  • で、原則として、その箱たちは、お互いに接触していない。男がある特定のことを話題にする時、男は、その特定の情報が入った箱の所に行き、その箱を引っ張りだして、その箱を開け、男はその箱に入っているモノだけを話す。で、その箱を仕舞う時は、他の箱たちに絶対接触しないよう、めっちゃ十分に気をつけて、元の場所に戻す。
  • 一方、「女脳」は、「男脳」と比べて、随分と違うよ。「女脳」は、大きなワイヤーの塊で構成されており、全てのモノが全てに繋がっている。例えば、お金が車と繋がって、車が仕事に繋がって、子供が義理母に繋がってなど、とにかく全てのモノが繋がっており、それは、まるで、高速インターネットの様なもの。
  • で、その全ての動力源となってるものは、「感情」。その一つの理由として、女は、全てを覚えている傾向がある。何故なら、もし、一つのイベントを取り出したら、それを感情に繋げて、記憶に焼き付け、一生それを覚えている。
  • 同じ事が男にも起こるけど、でもそんなしょっちゅう起こるわけじゃない。何故なら率直に言って、男のとって、それはどうでもいいことだから。しかし、女は、全てのモノを気にする傾向があり、でもって、女はそれが好きである。
  • 「男脳」には、あらゆる箱たちが男脳に入ってるが、その中でも、「何も入ってない箱」が男のお気に入り。チャンスがあれば、男はいつもその何もない箱に行っちゃう。釣りやテレビのチャンネル替えなど、何時間でもボーっと何も考えずにやれるが、妻はそれにイラつく。
  • ペンシルベニア大学の研究で発見したのは、男は、呼吸しているにもかかわらず、完全に何にも考えない(脳波が休止状態)能力があるということ。ところが、女はそれが出来ない。女はいつも色んな事を考え、あらゆるモノに繋げるので、女は男のその「何もない箱」を全く理解出来ず、彼女たちをイラつかせる。
  • ストレス貯まった時、男は、話したくないので、「何もない箱」に逃げ、ボーッとして心を落ち着かせる。が、女は、話さずにはいられず、話さなければ、脳が爆発する。

 


 

2014年当時の私と今の私で、一番大きく違うのは「自分の笑顔のために生きる」という点。これまでは「他人を笑顔に → 自分が笑顔に」だったが、実は逆で「自分を笑顔に → 他人が笑顔に」であるようだ。

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