仙台の鈴木@道場長です。
素数を小学生に説明するにはどうしたらいいでしょうか。素数の定義は、Wikipediaによると「1と自分自身以外に正の約数を持たない自然数で、1 でない数のことである。」とあります。この定義にしたがうと、2,3,5,7,11,13,17,19,…と、ちょっと考えただけでも沢山出てきます。「コスモス」で有名な天文学者である故カール・セーガン博士原作の映画「コンタクト」でも素数が重要なキーワードですね。
さて素数を小学生に説明するにはどうしたらいいでしょうか。上記の定義を説明してもたぶんわかってはもらえないですね。私だったら、おはじきを使って「四角を作れない数だよ」と説明するでしょう。
例えば「6」は「2×3」つまり
○○○
○○○
となります。四角が作れるから「6」は素数ではない。
では「7」は素数?これもおはじきを使ってみると
○○○○
○○○
こうなってしまい、四角が作れないですね。9、15、17も同様に考えると
○○○ ← 9は四角ができるから素数ではない。
○○○
○○○
○○○○○ ← 15は四角ができるから素数ではない。
○○○○○
○○○○○
○○○○○ ← 17は四角ができないから素数。
○○○○○
○○○○○
○○
こんな感じで「100までの素数を全部出してみよう」なんてお題を出したら、喜んでやってくれるでしょうね。
私は普段小学生を相手に稽古しているので、技を説明するのに色んなたとえ話を使います。そういう習慣があるから、こんな発想も出てくるんでしょうね。
では~
素数そのものの説明ではありませんが、素因数分解を視覚的に説明してくれるアニメーションが話題になっています。
A Variation On Yorgey’s Factorization Diagrams(Yorgeの因数分解図形の変動)
こうして見せてもらえると、分かりやすいですね。
その時間があれば、中学受験対策親子セミナー『「みらい」を手に入れる「100」のまほう』でも取り上げようと思います。