タイミングベルトコマ飛びの様子
スズキキャリィトラックDD51Tのタイミングベルトコマ飛びの様子を表した動画です。
「タイミングベルトが切れる」と表現されますが、実際にバチンと切れるのではなく、このように「コマ飛び」をしてしまい、ピストンの上下とバルブの開閉のタイミングが取れなくなります。
※この動画は、ピストンとバルブが当たってもいい(コマ飛びの時点ですでに当たっている)という覚悟の上で撮影した動画です。タイミングベルトありの車で、タイミングベルトを外した状態でセルを回すことは、絶対に行わないで下さい。ピストンとバルブが当たり、バルブが変形して、かなりの重整備(通常は中古エンジンと交換)となります。作業中はセルモーターが回転できないように、タイミングベルト交換はバッテリーのマイナス端子を外した状態で行って下さい。
タイミングベルト本来の動き
ちなみに、タイミングベルト本来の動きは↓こちら↓です。
ピストンの上下に合わせて、吸気バルブと排気バルブをタイミングよく開閉しています。そのタイミングを司るのがタイミングベルトです。
※この動画はサービスカー(工場代車)を使って実験的に撮影した動画です。タイミングベルトむき出しでエンジンをかけるのは、色んな意味で危険ですので絶対にマネしないで下さい。
バルブタイミング問題(バルタイ問題)を解きたい方は
自動車整備士の国家試験で出題されるバルブタイミングの解法は↓こちら↓からどうぞ。
※近々無料で公開する予定です。