仙台の合気道家鈴木@道場長です。
1時間の稽古で、その日の技をいつどのようにして指導者は決めるのでしょうか?他の道場長の方々がどうしているかは分かりませんが、私は事前に決めることはしていません。その日参加された方々にとって一番いい稽古をする、それだけです。
合気道の稽古は、開祖ご存命の頃から「体の変更」「両手取り呼吸法」で始まり、その日の技があり、最後に「坐り技呼吸法」で締めます。私の場合、最初の2つの技に門下生が取り組む様子を見て「あぁ、今日はこの技がいいかな」と何となく思い浮かぶんです。
その技は前提となる技がいくつかあって、前提となる技ができてからその技に取り組むと、理解が深まるんですね。山の山頂が頭に浮かび、そこに至る道筋が頭に浮かぶので、その順番で登ってもらう、そういうイメージですね。
私がイメージした通りに稽古が進むと、嬉しくなっちゃいます。門下生も楽しそうに稽古してくれますから、なおさらですね。こういう稽古がいい稽古であり、強い門下生が育つ稽古だと思います。
では~