ガーデンパラソル。お庭やベランダに置いておくと、その下でお茶でもしたくなりますね。ガーデンパラソルは出しっぱなしにはせず、使わない時は畳んで日陰にしまっておくと思います。ではガーデンパラソルの土台についてはどうでしょうか。湿度の高い所に置きっぱなしになりがちですから、サビて折れてしまうことがあります。今回はその修理事例です。自動車全然関係ないですね。
ガーデンパラソルの土台はどうなっているの?ニトリ製かな?
ガーデンパラソルの土台は、パラソルが倒れたりしないように、重量のある土台にパイプを接続した構造になっています。土台はそれなりの大きさと重さが求められるので、金属の鋳物が多いですね。この構造はニトリでも他社でも同様だと思います。その中心部にはボルトを通す穴が開いていて、パイプの末端から出ているボルトを穴に差し込み、反対側からナットで締め付ける構造です。
ガーデンパラソルで風に強い秘密とは?IKEAはどう?
ガーデンパラソルの土台で、鋳物の部分は錆びにくく、錆びたとしても表面的なものです。錆びて腐食するとすれば、薄いパイプの部分とか、溶接が甘い部分だと思います。これはIKEAでも他社でも同様だと思います。今回はパイプにボルトを固定する部分の溶接が甘く、溶接部分が錆びて腐食し、パイプとボルトが取れてしまったようです。
風に強いのは大切な条件だと思いますが、ここが取れてしまうと、ガーデンパラソルを土台に固定しておくことが不可能になります。せっかくのティータイムが台無しですね。
ガーデンパラソルの土台の修理とは?カインズに行けば直る?
ガーデンパラソルの土台を修理するには、パイプの内径にピッタリの厚手の円盤を入れて、円盤とパイプをしっかりと溶接することです。もちろんその円盤の中心にはボルトを通し、円盤とボルトもがっちり溶接しておきます。
と言っても、工場にあるのは薄い鉄板ばかりで、厚手の鉄板は見当たりません。色々探しているうちに、後続車に危険を知らせる三角表示板の土台が、厚手の鉄板でできていることを思い出しました。
↑FMパーツ↑の非常用三角表示板、ジャンプスターター、ガソリン携行缶のセット。3.11を経験した方は当時このセットがあればなぁと思いますね。また高速道路でトラブル時、この三角表示板がないと「違反」となります。
鉄板を切断し、旋盤にセットし、外形切削をしてパイプの内径にピタリと合わせます。もちろん中心部にはボルトを通す穴を空けておきました。この作業はカインズに依頼してもできないと思います。
ガーデンパラソルの土台の修理完了。IKEAの製品はどうかな?
パイプに外形切削した鉄板を溶接し、軽く塗料を吹きつけて、土台に取り付けました。今回はかなりしっかりした作りになりましたので、強風が吹けば土台ごと、テーブルごと倒れると思います。まぁそこまで強い風が吹く時は、台風か竜巻ですね。
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自動車整備に限らず、このような修理案件も扱っています。今回のように技術的に面白い案件は勉強にもなるので、お値段の方もも勉強させてもらっています。
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