仙台の鈴木@道場長です。
私はこれまで「柔道」という武道に対して繰り返し批判をしてきました。もちろん、柔道そのものではなく、柔道に取り組む人達に対する批判です。靴は揃えない、道場を大事にしないから始まり、水を飲みに裸足で外に出て、そのまま道場に上がってくる、などなど、本当に武道として取り組んでいるのかと首をかしげたくなる事ばかりだったのです。
仙台市武道館で東北大学医学部の柔道部の学生さんが裸足でトイレに入っていくのを見たときは、我が目を疑いました。医療従事者ですよね?尿が飛び散っているかもしれないトイレに裸足で入って用を足し、そのまま畳の上に上がるんですか?そこで稽古するんですか?
学校で行われる部活や授業で子供たちが死亡する、あるいは重篤な障害が残るのは圧倒的に柔道が多いというのも、柔道に取り組む方々の姿勢が影響している事は間違いないでしょう。オリンピックの金メダリストという、言わば柔道の頂点に一度は立った人が破廉恥な事件を起こし、それを恥じることなく開き直る。柔道の有段者である教員が非力な子供を何度も投げ飛ばして脳に障害を負わせ、それでいて何の処分も受けない。こういう残念な事が続いている柔道。これが本当に嘉納治五郎先生が創設した柔道なのでしょうか?
・・・つづく。