電装品

カーナビ&リアビューカメラ取付け

投稿日:2014年6月19日 更新日:

自動車整備士の鈴木@道場長です。

友人のホンダフィットに、カーナビとリアビューカメラを取付けました。カーナビはコンセントを刺してスイッチONというわけにはいかないんです。電源だけではなく、沢山の入力と出力があるんですね。

自車位置を把握するための「GPS」
今時速何キロなのかを知るための「車速」
ライトONで画面を暗転させるための「ディマー」
ギアがPに入っているか?テレビ画面表示の可否を判断するための「パーキング」

などなど、裏側の配線をみたらその本数にびっくりすると思います。最近のカーナビはフルセグチューナー内蔵で美しいテレビ画面を見ることもできますから、フィルムアンテナ4本を窓に張り付け、そのアンテナ入力もあるんです。今回はリアビューカメラも取付けますので、カメラからの映像入力も必要ですね。

リアビューカメラは通常リアゲートやナンバープレート横に取付けますから、そこから配線をカーナビ本体まで引っ張ってこないとなりません。天井の鉄板と内張りの間に長い針金を通して、出てきた端っこに配線を引っかけて針金を引っ張る。配線はリアビューカメラ→リアゲート内→天井→助手席側ピラー→ダッシュボード内→カーナビ本体という経路を通ります。お客さんから見えない部分で涙ぐましい努力をしてるんです。褒めてやって下さい。配線を(笑)。

カプラとカプラをつなぐだけなら素人でもきるます。しかし配線の取り回しや内装の脱着、ハンドルやブレーキで配線が切れたりしないように工夫するなど、細かい「気くばり」ができないとダメなんです。カーナビを取付けても、内装との間に隙間があるとカッコ悪いですから、専用の枠を買ってきてはめ込みます。お客さんは配線は見ないけど、外観は厳しく見ますから。

取付けが終わっただけではダメなんです。走行テストを行い自車位置を修正したり、リアビューカメラの微調整をしたりと、色々と調整があるんです。何キロか走って学習してもらって、それから道路わきに寄せて自車位置調整、自車方位調整を行います。

ふ~ようやく納車か?と思ったら、助手席ドアのスピーカーが鳴ってないorz…

スピーカー自体は生きているようなので、途中で断線しているのでしょう。ドアの内張りを外して、配線を引き直します。ドアは大きく動く外装部品ですから、配線は蝶番(ちょうつがい)の近くを通る細いゴム管の中を通さないとダメなんです。既に配線が通っている細い管の中に、さらに配線を通すのですから結構大変です。でもその甲斐あって、4つのスピーカーで気持ちよくサラウンドの世界に浸ることができました。

今回の作業でだいぶ自信が付きました。カーナビ、リアビューカメラ、ETC取付けなど、是非ご用命下さい。私は整備に「気くばり」を織り交ぜます。少々お時間は頂戴しますが、その分丁寧な作業をさせてもらいます。鈴木にご縁のある方、合気道関係者からのご依頼でしたら、喜んで勉強させてもらいます。

では~

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