仙台の鈴木@道場長です。
うちの道場には、子供ばっかり24人もいるのですが、そのうち3人が6年生。その3人が稽古最終日を迎えました。ホントいい3人でした。真面目で、技の覚えも早くて、楽しんで稽古していました。男の子二人と、女の子一人。男の子二人は武器技クラスにも熱心に通い、31の素振りをちゃんと覚えました。女の子はセンス抜群。よく技を見ています。ホント手放すのが惜しい(笑)
稽古の最後にみんなの前で技を披露してもらいます。私が受けを取って、時には大きく受身を取ります。6年生は楽しそうに私を投げてくれます。その様を親御さんが写真や動画で撮影します。この3人は6年生になり、袴を履いて、皆を前にして私の技を受けるようになって、急に上達しました。置かれた状況が人を育てるんですね。技を受けていて、その上達ぶりがよくわかりました。
私と稽古した数年間は、間違いなく記憶に残ります。技は身体が覚えています。いずれ一生に一度あるかないかの危険な状況で、その身を助けてくれるでしょう。そうでなくても「合気道」や「合気道部」という文字を目にした時に、道場で稽古した日々が思い出されるはずです。もしかしたら、大きくなってまた道場に立ってくれるかもしれない。これが「合気道のタネを撒く」ということなんです。
6年生3人が去ってしまうのは何とも残念ではありますが、新しく入ってくる子もいます。幼稚園が4人。しかもほとんどが年中(笑)。最初は怯えるような目で私を見ていた子も「たかいたか~い」をしてあげたら大喜び。帯の後ろにタオルを挟んで「しっぽを取ってみて~」と言って逃げ回れば、キャーキャー言いながら追いかけてきます。
このような形で子供達の成長と関われる。私はホント幸せものなんです。
では~