※これは2017年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。Facebookは >>> こちら からどうぞ。

会社には社長がいます。会社の出発点は「こうしたい」「ああしたい」という社長の「想い」なのです。その「想い」に従って業務が決められ、業務フローが決められ、帳票が決められ、雇用がなされ、宣伝がなされ、情報システムが導入されるわけです。
「自動車整備工場様向けの画期的な○○システムです!」
と鼻息荒く売り込んでくるセールスが時々来るんだけど、その○○システムとやらは、私の「想い」をどれだけ知ってて作ったのすか?ということ。
業務ありきで○○システムがあるのであって、
○○システムありきで業務があるのではない。
そのあたりを勘違いしている営業が来るから、元日立SEの私にコテンパンに論破されて、冷や汗タラタラで、這う這うの体で逃げ出すわけです。
自動車整備工場に必要な業務システムなんぞ、Excelのワークシート関数で十分。うちも実際にそうしている。いつでもDBMSに移行できるよう、正規化した状態でワークシートを構築している。
マクロも組めるし、自動化もできるけど、あまり作り込むと逆にお客さんの顔が見えなくなっちゃうから、ほどほどに人の手が必要なシステムの方がいい。お客さんが亡くなって、お葬式にも行ったのに、そのお客さん宛てに「車検のご案内」を出しちゃう・・・なんてことになったら大変だし。
一週間でもいいから、SEはお客さんの現場に行け。そこでバイトさせてもらって、現場の雰囲気を、空気を、匂いを感じて来い。社長と話せ。社長の「想い」を直接聞いて来い。そんなSEが作ったシステムだったら・・・話を聞いてやってもいい・・・んだけど、そんだけ「骨」のあるSEっていないんだろうな。
IT化に悩んでいる社長さん、SI業者の言いなりになるのではなく、自分でシステムを作ってみませんか?家族経営や従業員が10人そこそこの会社でしたら、Excelで十分です。一度ご相談下さい。詳しくは >>> こちら