※これは2016年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。
「洗脳」(マインドコントロール)されてしまった人を、どうやったら救い出せるだろうか?
洗脳は宗教やマルチでしばし使われ、その組織に人を縛り付けるために行われる。
宗教やマルチの門をくぐると大歓迎され、拍手と共に「肯定」のシャワーを浴びる。すると人はそこに自分の「居場所」を発見してしまう。普段から「自分の居場所」を持たない人はこれに安々とハマってしまう。
「いい大学を出た人がなぜあんな宗教に・・・?」としばし言われるが、理由は単純で「自分の居場所がそこにあった」からである。
一度宗教やマルチにハマと、地域社会から分断され、家族からも分断される。家族から「あんなところに行ってはダメ!」と組織を否定され、脱退を促されるからだ。
宗教やマルチでは徹底的に「疑問を持たないこと」が推奨される。疑問を持てば即座に否定され、疑問を持つことに罪悪感すら覚えるようになる。そこで「疑問を持たない」を選択すれば、即座に肯定のシャワーが降り注ぐ。
かくして洗脳は完了し、被害者は加害者となり、新たなターゲット獲得に向けて動き出す。
何というバッドループ・・・。
さてさて、ではどうやったら「洗脳」されてしまった人を救い出せるのだろうか?
説得や組織からの強引な分断は本人の反発を招き、むしろ脱退から遠のかせてしまう。「人を変えさせる」のは不可能と言っていい。
ではどうすればいいのだろうか?
その2に続きます。
[…] その1からのつづき。 […]