※これは2016年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。
自動車整備工場は今や「斜陽産業」と言われています。それでも、自動車整備でやっていくしかない人は、歯噛みしながらがんばっています。ですが、どこかで見切りをつけるという事も大切ですね。
私の工場で一緒に仕事し、色々とアドバイスしてくれた先輩整備士。
「友人が整備工場を立ち上げるので、しばらく手伝いに行く」
そう言ってうちの工場を離れ、数年が過ぎました。
で、久々にTELしてみたところ、当初の話とは事情が変わってきて、ご友人の工場の家賃や光熱費に相当する金額を月10万円以上負担しながら仕事しているのだとか。
※当初の話では、先輩整備士の金銭的負担はゼロのはずだった。
「えぇっ?そのご友人に義理とかあるんですか?」「ないね~」
「じゃぁうちに戻ってきたらいいじゃん」「そうしたいのは山々なんだけどね~、オレがそうしたら即倒産だからね~」
でもね、それって『悪い依存関係』ですよね。たとえそのご友人の工場が倒産したとしても、離れたほうがいいと思います。
倒産したり、借金を背負ったりするのは辛くて、苦しい経験ですよね。そうさせたくないという先輩整備士の気持ちは分かるのですが、それって、ご友人の「学び」の機会を奪っているに等しいんです。
「他人の学びを邪魔してはならない」
私はそう思います。
もちろんこれは「私」にも言えることですね。