※これは2014年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。
「飛び込みのお客さんなんですけど~、うちの手におえないんで見てやってけさい~」
取引先のガソリンスタンドからレスキューのTEL。ほどなくして私の工場に、ガソリンスタンドで手に負えなかったお客さんが入ってくる。
パワーウィンドウが下がったまま上がらない。
よくある故障である。
この時期ウィンドウの開けっ放しはエアコンの意味がないし、何より雨が降ったりしたら室内が濡れる。防犯上もよろしくない。なので故障箇所はさておきウィンドウは上げてあげないとならない。
「故障箇所を見つけて正しい対処」も大事だけど、
「とりあえずお客さんの困ったを解決」も大事なのね。
パワーウィンドウのスイッチを分解し、接点を手動でいじって、とりあえずウィンドウを上まで上げる。この時点でお客さんの問題は9割解決。
あとの1割は「ウィンドウを自在にアゲサゲできない」である。
これは部品を交換するしかない。
「よく壊れるんですよ~
だから部品は県内に在庫してると思います。
入荷したらTELしますから~」
と言って一旦お帰り頂く。お客さんは部品が入荷するまでの間に用事を済ませ、部品が届いた頃に再度入庫というダンドリ。
果たして部品は県内にあり、早々と私の工場へ入荷。
お客さんにTELして、改めて来てもらう。
取り付けは3分で完了。お客さんからは部品代だけ頂戴した。
お客さんの「困った」を迅速に解決して、しかも安い。うちの儲けは薄い。だけどこのお客さんはきっとまた来てくれる。車検の時に。
私が売ったのは部品ではないんです。
部品ではない、別のものなんです。
商売人なら分かってもらえるかな。
では~
車査定。車買取。
一括査定サイトに「査定」を依頼すると、ものの1分もしないうちに電話がかかってきます。
20社なら20社から次々と電話がかかってきます。
20社から20人の査定士がやってきて、それぞれ違う見積金額を提示していきます。
20枚の見積書を比較して、ズラッと並べて、どこに売るかを検討。
見積書はそれぞれフォーマットがバラバラ。
ある会社は陸送代が書かれていない。
ある会社は自賠責の返金が書かれていない。
ある会社はこちらが用意しないとならない書類が書かれていない。
ある会社は汚い字で手書き。読めない箇所も。
ある会社は・・・
ある会社は・・・
これ、やってられます?
私は無理でした。
だから「カープライス」。
道場長オススメです。