合気道

素振りの次の段階

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仙台の鈴木@道場長です。

合気道には杖31の素振りという型が残されています。大先生が演武される杖の素振りを、故斎藤守弘先生が31の型として分かりやすく教えたのが始まりで、今でも合気道の各道場では稽古の中に取り入れられています。

私の道場では、月曜武器技、金曜体術なのですが、月曜日に熱心に通ってくれる子供達には杖31の素振り、杖31の組杖を教えています。小学生でも、教えれば杖31の組杖ができるんです。

月曜日はいつも、杖6の素振り、杖31の素振り、組杖と続くのですが、子供達の型を見ていてふと思ったんですね。「いつまでも子供みたいな素振りやってちゃダメだよね」ってね。相手は子供なんですけど、子供扱いしてない(笑)。

で、問いかける訳です。「突きや打ち込みは何のためにやるの?」子供たちは考えて「自分を守るため」と答えます。ふむふむ、「相手を倒すため」なんて答えないところが私の門下生らしくていいですね。

「そう、自分を守るため。じゃぁ、今の突きや打ち込みで、自分を守れる?中途半端な突きや打ち込みだったら、逆に相手を怒らせてパワーアップさせちゃうんじゃないの?」「う~ん、そうなるかも」「そうだよね。だから突きも打ち込みも、本気でやらないとダメなんだ」

稽古には、こういう動機付けが結構大事なんでしょうね。その後の動きが、子供とは思えないような動きになっていましたから。動画に撮って他の道場の子供達の動きと比較してみたい位です(笑)

本格的に武器技を稽古したいという方は、是非お越し下さい。道場長クラスの方々も習いに来る道場ですから、誰でもウェルカム~(笑)

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