仙台の鈴木@道場長です。
今回「さげまん」のメカニズムが分かりました。
「エウレカ!」と叫びながら全裸のまま風呂から飛び出して通りを走り回るレベルです(笑)
ある地元商店会の知り合い。奥さんとの関係ですんごい悩んでいる。地元といっても私の場合地元は仙台全域だから、特定はできないと思うけど(笑)。その人、男の子と女の子に恵まれ、奥さんの事を心底愛してる。イベントの手伝いで黙々と作業している時も奥さん話題ばっか。周囲がちょっと引く位。
地元で商売していれば、地元の人たちから仕事をもらう事もあるし、逆に仕事を頼む事もある。「儲けてけさい~」「あら~申し訳ないね~」とこんなやり取りがよく聞かれる。うちも何台か車検や修理をもらってたから、近くを通れば必ず立ち寄るし、○○○を買う時はその店と決めている。
そんな感じで仲良くやっていたんだけど、車検の案内を出しても連絡がない。案内は戻ってきていないから、ちゃんと届いているはず。心配になって1週間前に電話すると「ごめ~ん、奥さんがディーラーに頼んじゃったみたい」と。
う~ん、確かにどこの工場に頼もうと文句を言える筋合いではないけれど、うちはディーラーよりははるかに安く出しているはず。これまでの付き合いもあったのに何故他所に???
後日、酒の席でよくよく聞いてみた所、奥さんが地元の商店街を利用するのを嫌がり、食材でも酒でも、少し離れたところにある大型スーパーにわざわざ買いに行くのだとか。
「えぇっ、それじゃ地元の人も買いに来てくれなくなるんじゃないの?」
「そうなんだよね~、困ってんのよ~」
これが「さげまん」なんです。
奥さんは地元の人と交わるのを極端に嫌がる。地元にはお金を落とそうとしない。地元のお店を利用しようとしないから、地元の人とも疎遠になる。自然と地元から仕事がこなくなり、稼ぎも悪くなる。これが「さげまん」のメカニズムなんです。
ダンナの稼ぎが下がったのは、奥さんが「さげまん」だから。でも不思議なことに、その奥さんはダンナに対して「稼ぎが悪い」と文句を言うんです。ホント不思議。ダンナの稼ぎが下がった原因は、他ならぬ奥さん自身にあるのにねぇ。
8年前、私が仙台に帰ってきた時に、私は真っ先に伊達政宗公に挨拶に行きました。騎馬の像を前にして、人目もはばからずに直立不動、その後深々と頭を下げました。「これから仙台で仕事させてもらいます。よろしくお願いします」という気持ちでした。それが「覚悟」だと思うんです。そこまでしなくても、そういう気持ちになってくれれば、ダンナの商売に協力しよう、地元のお店をできるだけ使おう、そうすればうちの店にも来てくれるだろう、そう考えるようになるんです。それが「あげまん」なんですね。
さてさて、この夫婦の今後に注目ですね。
では~