仙台の鈴木@道場長です。
中野栄フリーマーケットも盛会裏に終了し、合気道演武も無事終了しました。子供達、一生懸命がんばってくれました。緊張の糸が切れたのか、演武を終えて舞台を降りたとたんに大泣きする子もいましたね。カ、カワエエ(笑)
最近気づいたのですが、昔ほど力を使わなくなりました。仕事でも、合気道でも、できるだけ力を使わずに同じ結果を出すようにしています。力ではなく頭を使うようにしたとでも言いましょうか。
力を使って体力勝負で仕事をすると「仕事した~」という気持ちになるかもしれませんが、同じ結果を出すならできるだけ力を使わない方がいいに決まっています。稽古は「いにしえを考える」という意味ですから、やはり使うのは頭なのでしょう。練習ともトレーニングとも違う「稽古」ですから。
中野栄フリーマーケットのバイトで、合気道部の学生を動員したのですが、力と体力を使って仕事しようとするんですね。なので何度も「力を使わないで~」と声をかけました。ちょっとした段差がある倉庫に、トラックの荷台に載っている板を収める仕事があったんです。最初は力で運んでいたのですが、数が多いとやんだぐなるので、頭を使ったんです。板の一端を重力の助けを借りてトラックから落とし、もう一端を垂直に立てもらう。それを私の方にそっと倒してもらえば、私はそれをキャッチして倉庫に投げ入れます。重力や倒れる勢いを上手に使うので、二人ともほとんど力を使いません。
板は何枚も何枚もありますが、「あと5枚で~す」「う~い」「あと4枚で~す」「う~い」と声がけしつつ、進捗状況を伝えつつ作業を進めます。やんだぐならないような工夫ですね。
で、最後の一枚を終えて、学生とハイタッチして互いの健闘を讃えあったんです。あれだけあった仕事をほとんど疲れることなく、楽しく終える事ができたんですね。いつの間にか時間も経っていて、学生は時給をもらって嬉しそうに帰って行きました。楽しくお仕事して、ほとんど疲れなくて、しかも時給をもらえる。なんていいバイトでしょう(笑)
できるだけ力を使わないで仕事。
できるだけ力を使わないで稽古。
オススメです。