仙台の鈴木@道場長です。
モノマネ歌手の青木隆治さん。みなさんもご存知の事と思います。美空ひばりさんの歌を完コピ(完全コピー)するという事で有名ですね。天才的な声や耳という持って生まれた才能に加えて、天才的な努力であの境地まで持っていったんですから、スゴイ方なんだと思います。
その青木隆治さん、CDを何枚か出しているようです。 → こちら
残念ながら、大ヒットとまでは行かないようです。あれだけの声、技術があるのならば、人の心に響いて、結果として売れるはず・・・なのですが、何故か売れているという話は聞きません。
青木隆治さんのCDの売り上げが上がらない原因は何か?先輩歌手である研ナオコさんが青木さんのレコーディングに同席するという形で、原因を探っていくという内容のお番組をたまたま見ていたのですが、番組内で印象に残る一言がありました。
研ナオコさんが「隆治、アンタはココロじゃなくて技術で歌ってるんだよ」と言うシーン。あのシーンには「なるほどな~」と思いました。
合気道だってその技の意味が分からずやっていたら単なる踊り。アフィリエイトだって技術だけでサイトを作ってもさっぱり売れない。自動車整備だって単なる交換屋さんではやりがいがない。パーティを企画したって、根底に「参加者に楽しんでもらおう」という気持ちがなかったらただの飲み会で終わってしまう。
技術が悪いとは言いません。技術は必要。肝心なのはその根底に流れるものなんです。
私が「事務屋さん」を嫌い、皮肉るのは、事務処理を単なる技術で済ませようとするから。その根底にココロがないから。
掃除だって洗濯だって、食事を作るのだって同じ。単なる作業で終わらせようとするから、喜んでもらえないんです。そういう人に限って「○○してあげたのに」って言うんですよね。そこまで恩着せがましく言われるほどには私の心に響いていない、ということに気づかないというのが何ともはや・・・。
では~