掃除道

日本は「柔道」を取り戻せるか その4

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仙台の鈴木@道場長です。

・・・つづき。

当日は快晴。朝からうだるような暑さです。30分前には若い柔道指導者が飲み物を持って現れ、続いてポツポツと柔道部の中学生が集まり始めました。定刻になり、全員に整列してもらい、正面に礼、お互いに礼をしてから本日の趣旨やダンドリの説明を行いました。

そして大掃除開始。上から順にほこりを落とし、畳の上にある器具を板の間に移動し、畳をはがして外に持ち出し埃を払い落とす。それを100畳分繰り返す訳です。普段バカをやって私に怒られていた生徒も、よく動いて畳を運んでくれます。県内で優勝し、東北大会に出場するという生徒は誰よりも率先して働いてくれました。小学生の二人や、骨折治療中の生徒は他の生徒のサポートに回り、畳の埃を払い落とす役の生徒は慣れない道具で手に血豆ができ、その痛さを気にしながらも必死で役割をこなしてくれました。

畳のサイズに数種類の規格があるという想定外のハプニングがあり、畳を戻すのに少々苦労しましたが、どうにかやり終えて昼食。のり弁に唐揚げ、ウィンナーをつけて、しかも大盛りという食べ盛りの中学生にはたまらないメニュー。事前に参加者名簿を提出してもらい、合気道と合わせて全部で17名。お弁当は一個余分に頼んでおりましたが、名簿に載っていない生徒さんが参加していたため不足にならずに済みました。

一通り食べ終わった頃に用意したお菓子の詰め合わせを、名前を読み上げて一人一人に配りました。中学生が喜ぶようなものは差し上げられないけれども、心ばかりのお菓子だけれども、それでも嬉しそうに受け取ってくれました。

昼食後に残作業を終えて解散。休日にもかかわらず出勤されていた教頭先生も顔を出し、生徒たちの働きを暖かく見守り、激励の声をかけてくれました。

・・・つづく。

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