合気道と「試合」

公開日: : 最終更新日:2014/06/08 合気道

仙台の鈴木@道場長です。

合気道には試合はありません。試合にはどうしても「ルール」という限定されたシチュエーションが必要になりますが、実際は1対多数で、急所の攻撃や武器による攻撃もあるし、体重差もある。試合は勝つことを目的とするけれども、武道は身を守ることが第一優先。だからルールのある試合にあまり意味はないんですね。

ですが、どうしても戦わなければならない時があると思います。子供や大切な人を連れている時に絡まれた、袋小路に追い詰められたなど、逃げられない状況が一生に一度はあると思います。そんな時私だったらどうするでしょうか。恐らく以下のようになると思います。

・絶対に下がりません。下がるときは巻き込みながら下がります。
・絶対に止まりません。常に相手の背後や死角に移動し続けます。
・絶対に相手の攻撃を待たず、前に出て積極的に攻めつづけます。
・壁や電柱、物干し竿など、活用できるものは何でも活用します。
・くっつかんばかりに接近して、頭突きや肘を使って攻撃します。
・逆に相手の頭突きには十分に警戒し、相手の肘は常に抑えます。
・勝つ事は考えません。自分の身を守る事、これだけを考えます。

そもそも試合で勝った負けたというのは、その時の強さでしかないんです。その時その場でその相手よりも強いことが証明できても、その次はどうなるか、別のシチュエーションだったらどうなるか、全くわかりませんよね。

とはいえ、道場破りのような人が来ることも考えられますね。そんな時、私だったら「稽古でしたらいいですよ」と答えて普通に合気道の稽古をするでしょう。それで相手の強さを感じれば「お強いですね」と言うし、相手が私の強さを感じてくれたらそれでいい。立ち方、半身、腰を見ても強さを感じるし、腕を掴んでも掴まれても強さを感じる。何が何でも立ち会わないと気が済まないというのは、武道を表面的にしか学んでいない証拠なんですね。

では~

--- スポンサードリンク ---

関連記事

no image

ふなっしー

仙台の鈴木@道場長です。 本日は大先輩のお供で、東京に行ってきました。植芝守央合気道道主の藍綬

記事を読む

no image

苦手な人ほど飛び込む

仙台の鈴木@道場長です。 日立に勤めていた頃、尊敬する上長から「鈴木はクソ度胸だけはあるからな

記事を読む

no image

2/14柴田先生講習会・柴田一門大宴会、2/11宮城野寒稽古・根本道場創立記念行事のお知らせ

表記の件ですが、今年も「柴田一門会」「宮城野寒稽古」及び「根本道場創立記念行事」を開催致します。

記事を読む

no image

別れの季節

※この記事は2年前にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。 24人という大所帯

記事を読む

no image

6年生卒業

仙台の鈴木@道場長です。 うちの道場には、子供ばっかり24人もいるのですが、そのうち3人が6年

記事を読む

no image

ごしゃぐ

仙台の鈴木@道場長です。 昨日は仙台市内で合気道関係者の集まりがあったのですが、久々にごしゃぎ

記事を読む

no image

学生も学生だが、師匠も師匠だな

仙台の鈴木@道場長です。 だいぶ前の話ですが、あるパーティに出席するため、師匠と二人で出かけた

記事を読む

no image

気持ちのいい稽古をしたい

仙台の鈴木@道場長です。 気持ちのいい稽古をしたい。ただそれだけなんです。合気道の道場なんだか

記事を読む

no image

演「舞」の練習

仙台の鈴木@道場長です。 私は岩間の斎藤仁平先生に「演武の練習をするバカがあるか!」と一喝され

記事を読む

no image

心の声

仙台の鈴木@道場長です。 宗教団体を見ていていつも不思議に思うんだけど「お布施」という形でお金

記事を読む

no image
偉大な師範のお墓参り

※これは1年前Facebookに投稿した記事をリライトしたものです。

no image
青春だ!

○「みらい」を手に入れる「100」のまほう 4/29(祝)に行う中学

no image
お・に・く・は・や・す・かっ・た・ね!

※この記事は1年前にFacebookに投稿した記事をリライトしたもので

no image
別れの季節

※この記事は2年前にFacebookに投稿した記事をリライトしたもので

no image
汗をかく稽古、恥をかく稽古

※この記事は1年前にFacebookに投稿したものを、リライトしたもの

→もっと見る

PAGE TOP ↑