鍋は舌で洗え

公開日: : 最終更新日:2014/05/18 モノ・お金

仙台の鈴木@道場長です。

「鍋は舌で洗え」

これは料理人を目指して修行している人の言い伝えだそうです。料理人になる人は、早くから修行を始めなければなりません。大卒ではもう遅くて、高卒でもちょっと遅い。中卒で始める位じゃないと、舌が肥えるまでの時間が足りないんですね。

合気道の大先輩に時々、私ひとりでは絶対に行けないような料亭に連れて行ってもらうんです。で、個室ではなく、料理人の動きが見えるカウンターに陣取るんです。そうすると、高校生?という位若い人が、親方の指示のもとテキパキと働いているのが見えるんです。味付けをする、盛り付けるなどはやはりベテランの仕事で、若い人は冷蔵庫から素材を出してきたり、器を整えたり、ビールをとってきたりと、やはり下働きなんですね。

で、お客さんから見えない所で使い終わった鍋を洗っているんですが、鍋の底に残ったほんのわずかな汁を、指ですくって舐めているんですね。目撃したわけではありませんが、お客さんから見えない所でたぶんそうしているはずです。そうやって味を覚えてるんですね。何を、どの順番で、どの程度入れるのかは見ていれば盗めますが、その結果として出てくる「味」に関しては、見ているだけでは盗めませんから、舐め取って覚えるしかない。

合気道の技も同じなんです。見ていれば手順は盗めますが、見ているだけでは盗めないものがある。微妙な角度や手の返し、相手に合わせた調整。こういったものは、技を受けてみるしかありません。そしてそれを自分の身体を使って再現する。そのためには技を受けてくれる人が沢山必要で、そういう人を集めるには・・・道場を立ち上げるしかない・・・という訳です。

若いうちから、いろんな先生から、沢山技を受けてください。それは「鍋を舌で洗う」のと同じなんです。そして「のれん分け」と同様に、どんどん道場を立ち上げて欲しいですね。

では~

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