仙台の鈴木@道場長です。
稽古相手が非力な女性の場合に限りますが、私はあえて当身を入れさせる事があります。当身は「ペチン」ではダメなんです。「ゴツッ!」と入れないと。ですが女性は拳を相手に当てるという事に慣れていないんですね。当て方が弱ければ相手を逆上させるだけですし、当て方が適切でなければ自分の拳や手首を痛めてしまいます。だからあえて私の顔面(の急所でないところ)を殴らせる訳です。
「顔に当身入れていいよ〜」「えぇっ、いいんですか?」
「いいから!」「ペチン」「ダメ」
「ペチン」「ダメダメ」
「ペチン」「全然ダメ。しっかり当てて」
「ベチッ」「そんなんじゃ効かないって」
「バチッ」「まだまだ」
「ゴン」「もうちょい」
「ゴツッ!」「オッケー効いた!」
こんな感じです。もちろん私も痛い思いをするのですが、実は上手に当身を受ける稽古にもなっているんです。痛くない所で上手に受けて、いつでも反撃できるようにするんですね。
全然非力じゃない三段の女性がいて、その時は腹に当身を入れてもらったんですが、しっかりと腰が入ったいい当身を入れてきて、悶絶した事もあったっけな~(笑)
でもね。相手はこっちに悪さしようとしてかかってくるわけなんだから、この位はしてやって、思い知らせてやったらいいと思いますよ。
では~