※これは2016年にFacebookに投稿した記事をリライトしたものです。
お客さんから、放置車両のエンジン始動と修理を依頼された。
現場に行ってみると、砂利の駐車場の水たまりの上に問題の車両が放置されている。長靴でどうにか近寄り、ボンネットを開け、ブースターケーブルを接続してどうにかエンジンを始動。
するとエンジンから響き渡るカラカラ音。この音は潤滑不足。オイルレベルゲージに全くオイルが触れていないので、オイル不足なのは間違いない。
オイルを1リッター程補充してみたが、エンジンの下の方にオイルが落ちていかない。オイルの循環する通路がほぼ塞がれているらしい。その状態でエンジンをかけてみると、カラカラ音は小さくなったものの、今度は排気口からモクモクと白煙。燃焼室にオイルが入り込んで一緒に燃えているらしい。
それでもどうにか工場まで移動させたのだが、加速が全然悪い上、白い煙をまき散らしながらの走行はかなり恥ずかしい。
お客さんには、修理するにはエンジン交換しかない事、リビルトエンジンを手配して交換すると、全部で30万円近くかかる事を説明し、廃車という事でご了承頂いた。
とりあえず廃車手続きを行ったものの、外装はキレイだ。捨てるにはもったいない。オークションで中古のエンジンを手配して、エンジン交換をしてみようと思う。
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